エコ生活日誌

「未来可能性」の最大化 〜実践と思考の日々

「できた!電気代600円生活」 読後感想

著者はフリーライター・プランナーで、広告会社勤務後に世界6大陸60カ国を6年かけて単身踏破したツワモノ、はらみづほ さんです。

できた!電気代600円生活

できた!電気代600円生活

 

 目次

1 グッバイ!家電

2 グッバイ!使い捨てグッズ

3 グッバイ!化学製品

4 グッバイ!ストレス

 

エコライフを実践する はらみづほ さん。実践レベルは国際感覚標準で、ちょっとついていけないところもありますが、自分なりにカスタマイズすればよいと著者も言っていますので、比較的生活に取り入れやすいものを抜き出してみました。

 

1 グッバイ!家電

◯暖房

・電気ストーブ →ガスストーブ 憧れは薪やペレットストーブで最終目標は無暖房生活。

・ひとつの空間で暖房・照明を誰かとシェア(共有)。人間自体が1人100Wの熱を発するといわれ、人数が多いほど暖房を減らすことができる。

・窓やドアを厚手の透明ビニールシートや厚手の布で枠ごとおおう。

・古着セーターをカットし、足、首・肩、手首用ネックウォーマーに。

・湯たんぽをくるんでクッションカバーなどに入れる。(ホットクッション)ホット飲料用ペットボトルへお湯を入れ、レッグウォーマーへ入れるなど応用。

・箱に座布団と湯たんぽを入れ、足を入れる。布でひざからくるむ。(足湯こたつ)

・寝る前に湯船につかって体を温める。足のウラは体内毒素のメイン出口なので、特に丁寧に洗う。

・黒や濃い暖色の食品は基礎体温を上げる。

◯冷房

・エアコンは家庭消費電力の25%を占める。クーラーなし、自然な風と暮らす快感。

・自転車で移動。涼風・体力をゲット。

・ひとつの空間で冷房・照明を誰かとシェア(共有)。

◯冷蔵庫

・冷蔵庫とグッバイ。電気代が半減。

・煮沸消毒したフタ付きの空きビンで、食品を常温保存する。

・太陽光フーズ 野菜・パン・ケーキなどを、うす切り・千切り・一口大などに切り、網・ザル・銀紙・金属板などの上に広げ、天日でカラカラに干す。

・味噌コウジ・塩コウジ・醤油コウジ(コウジ3兄弟)を常温保存し、食生活を豊かに楽しむ。

・切った野菜を多めの自然塩でもみ、出てきた汁ごと「ビン蔵」で常温保管する。食べごろは1〜2週間後。(ベジザワー)

・「甘いタメ液」、「玄米ポップ」(非常食)、「おのこり焼き」。

◯電気炊飯器

・熱するために電気を使うことは非効率。炊飯器も同じ。

・鍋を火にかけ、ごはんを炊く。ガス代節約のために一気炊き。

◯電子レンジ

・「レンジでチン」すると食物の生気が失われる気がする。

・深めの鍋に蒸し台と少しの水を入れ、沸騰したら台の上に食品をのせた皿を置き、フタをして蒸す。

・くるんでお鍋の余熱で調理。「煮る」「茹でる」「蒸す」の調理途中で火から下ろし、毛布などをかぶせ、保温調理する。

◯オーブントースター

・パソコンの15倍の電力を使用。

・パンを弱火〜中火で、フライパンで焼く。

◯テレビ

・人から見せられるビジョンに支配されることなく、皆で独自のビジョンを交わし合いたい。

◯電気照明

・結婚披露宴での使用済みキャンドルを譲り受け活用。

・牛乳パックの細切りはポリエチレンで被覆してあるので着火材となる。

◯電気掃除機

・「職人ぼうき」「固くしぼった濡れ雑巾」を愛用。

 

 2 グッバイ!使い捨てグッズ

◯ティッシュペーパー

・紙類、輸入合板は森林破壊(違法伐採)に関与(?)。

・はなかみ →古手ぬぐい、ハンカチで。

 ◯トイレットペーパー

・汲み置き水でおしりを手洗い。

◯使い捨て生理用ナプキン

布ナプキンを使用。

◯割箸

・森林破壊の原因(割箸のほとんどは輸入品)のみならず、漂白剤や防腐剤が浸み込んでいる。生産とごみ処理にもエネルギーが使われている。 →マイ箸持参。

・江戸時代には割箸リユースのシステムがあり、大切に使われた。

◯使い捨て食器

・マイカップ、マイタッパを持ち歩く。

◯ラップ

・ラップをする代わりに、手近なものでなんでもフタをする。 →皿、新聞、ちらし、コースター、ハガキ、ふきん、ビニール袋など

◯ペットボトル飲料

・使用済みペットボトルに家の水やお茶を入れ、水筒として持ち歩く。

◯缶飲料

・缶よりビン入りの飲料を選び、リターナルビン以外は、自作飲料の保存容器・花瓶・キャンドルホルダー・リメイクART素材などに、自分でリユース

◯レジ袋&ビニール袋

・マイバック、レジ袋数枚、ビニール小袋数枚を持ち歩き、寿命が来るまで、繰り返し使う。

 

3 グッバイ!化学製品

◯農薬野菜

・食生活の7割をオーガニック自然食品にする。

・原料から自家製するワザの体得。必要な本物だけを買う。農家や販売店と交流。基本の玄米菜食をよく噛んで食べる。

化学調味料

・基本の「さ(砂糖)し(塩)す(酢)せ(醤油)そ(味噌)」と油を自然食品に変え、それらを原料にした自家製調味料作りを行う。

◯化学洗剤

・下洗い前に不要な布や紙でぬぐう。米の研ぎ汁や、麺などのゆで汁で食器洗い。溜め水ですすぎ。

・不要な布紙をハガキ大に切り、汚れた食器の拭き取りなどに使う。アクリル古着をタワシに。

・野菜や果物のクズを入れたビンに水を満たし、1日1回フタを開け空気を入れてビンを揺すると約3日で発酵。濾した液は洗剤となる。

重曹の利用(発泡力・洗浄力・研磨力・吸湿&脱臭力】

・混ざりもののない酢を薄め、スプレー容器に入れ洗剤にする。

◯化学シャンプー&リンス

・入浴時は特に、オリーブオイル100%などの自然素材の石けんを。

・野菜クズの発酵液はリンスや美容液にもなる。

◯化学化粧品

・においの少ない天然オイル(馬油・太白ごま油・オリーブオイル・ホオバオイルなど)に好みのアロマオイルを混ぜ、マッサージオイルを作る。

・天然オイルに自然化粧品の口紅を混ぜ、リップグロスに。

◯化学薬品

ヨモギと焼酎で、アイヌ式万能薬を作る。

・野菜を摘んでお茶にして飲む。(ヨモギ、クマザサ、スギナドクダミ、オオバコ、クワの葉)

・天然ハチミツを薬として使う(抗菌作用が強く酵素もたっぷり)。1人1日小さじ1杯が目安。

 

 4 グッバイ!ストレス

◯個人的に 〜個性を活かしてつながり合う。孤独と不安が消える。

◯社会的に 〜「エネルギー消費と環境破壊」にグッバイ。

◯地球的に 〜「いろんな命とつながる生活」を実行できてハッピー。

 

感想

オススメのオリーブオイルのみから作られた石けんを使ってみました。あまり良いにおいではないので子どもからは不評ですが、頭のかゆみもなくなり、体に合っていると感じました。

先ずは試してみる。そして今までより楽しければ続ければ良いのだと思います。この本には新しい生活へのヒントがたくさんあります。

 

(おわり)