エコ生活日誌

「未来可能性」の最大化 〜実践と思考の日々

「パワー・トゥ・ザ・ピープル ~グローバルからローカルへ」を鑑賞

今年度は「エネルギー」をテーマに活動を行っています。7月、8月に「シェーナウの想い〜自然エネルギー社会を子どもたちに〜」を市内で自主上映しました。

「パワー・トゥ・ザ・ピープル〜」はエネルギー自給を題材としたドキュメンタリーですが、「シェーナウ」のテーマが電力供給を電力会社から市民の手に委ねさせるまでの“市民運動”であるなら、この映画は売電による地域活性化と地域循環(グローバリズムからの脱却)がテーマです。

映画の舞台の一つ、デンマークのサムソ島は小さい地域の中で危機感を共有し、団結してエネルギーの自給や地域循環を成し遂げているところに特色があります。

これからは顔なじみの小さいコミュニティが団結して環境や経済の危機に立ち向かう「分散型資本主義」が主流になるとジェレミー・リフキン(エコノミスト)も語っています。

映画ではエネルギーだけでなく、病気やケガに対する助け合い「ブレッド基金」も紹介されていました。この基金は地域の自営業者が助け合いのための貯金を行い、必要な時に出し合う仕組みです。

 

共通の危機感と問題意識、コミュニティのまとまりが成功の鍵です。となると中途半端な中小都市よりも、自然が豊かな山間の町、離島などに私は可能性を感じます。

 

(おわり)