エコ生活日誌

「未来可能性」の最大化 〜実践と思考の日々

ごみ減量イベントを開催!

先日、11月26日(土)午後、四日市市立博物館にて「四日市公害と環境未来館」主催・「エコ生活推進ねっと」企画のイベント、「〜ごみ減量と私たちの暮らしを考える〜四日市市のごみ処理の現状と私たちの生活」が開催されました。

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第1部の出前講座は生活環境課の前川さんです。主に、今年度から稼働している新総合ごみ処理施設「四日市市クリーンセンター」の概要と新しいごみの分別についてお話しいただきました。

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クリーンセンターの見学コースでは「ごみのリデュース(発生抑制)が大事!」と見学者へ訴えられていましたが、残念ながらごみ減量へ向けての、具体的な市の新しい取り組みについては講座の中にありませんでした。

第1部後半は動画鑑賞の後、上勝町の視察報告を行いました。日本で初めてのゼロウェイスト宣言都市上勝町、生ごみの自家処理の義務付け、ごみの34分別、リユース(再使用)推進拠点の「くるくるショップ」・「くるくる工房」について説明しました。

 

休憩を挟んで第2部は意見交換会(ワークショップ)です。参加者は2グループ8名ずつに分かれ、自己紹介の後、私たちの生活の中、そして地域でごみ減量について出来ることについて話し合っていただきました。

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余分なものを買わない、食べ物は使い切る、レジ袋はもらわないなど、「ごみ減量」の意識を持つことが大切であることは皆合意することですが、人によって温度差があることは否めません。危機感を持たないと行動につながらないことが指摘されました。また、ごみをたくさん出す人には量に応じて処理料金を課すなど、インセンティブ(お金)を取り入れたらどうかという提案がありました。

プラスティックごみをある程度出さざるを得ない(ごみの入口)の状況、そしてガス化溶融炉の導入により分別が緩くなった(ごみの出口)の状況を勘案すると「ごみの減量」を意識することはとても難しいと思われる。しかしこの様な話し合いの場を設けることによって「ごみの減量」の必要性(の意識)は少しずつ広がっていくのではないかという前向きな意見でグループ発表は締めくくられました。

 

(おわり)